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『サド侯爵夫人』を観てきました。 [花組芝居]

081018_1233~0001-0001.jpg東京グローブ座で上演中の『サド侯爵夫人』を観てきました。
長い観劇人生ですが、実は東京グローブ座での観劇は初。
世田谷パブリックシアターと同じような席の作り方なのですが
個人的にはパブリックシアターの方が観やすいかも。

舞台に対して半円形に座席が作られているので
袖側になると演目や舞台の作りによって首が疲れそうだし。
今回は3階席の1列目(と言っても2列しかないんだけど)。
でも、前の手すりがすごく高くて座席に深く腰掛けたままでは
舞台の上の方しか見えない[ちっ(怒った顔)]から観劇不可能。
後列の席が高い位置に作られているので、最前で手すりにもたれかかって観劇していても
スタッフの方に注意されることは無いので、想定内なんでしょうね。

081018_2159~0001-0001.jpg今回は女形の篠井さんらしく、
5人の女性を全員男優(オールメール)で上演。

【キャスト】(敬称略)
ルネ(サド侯爵夫人):篠井 英介
シミアーヌ男爵夫人:石井 正則
アンヌ(ルネの妹):小林 高鹿
シャルロット(モントルイユ夫人家政婦):山本 芳樹
サン・フォン侯爵夫人:天宮 良
081018_2209~0001-0001.jpgモントルイユ夫人:加納 幸和

原作にも手を出さず、予備知識ゼロで劇場へ行きましたが
さすが三島由紀夫!って感じの作品でしたね。
稽古に入った頃に加納座長もブログに書いていましたが、
1人が一度に喋る台詞が長いのなんのってビックリ。
中には2ページ、3ページなんて言うのもあるのでは?
あれは役者さん大変ですよね…達成感ありそうですけどねぇ。

3部構成ですが、細かいセットがあるわけではなく
まるで能舞台を観ているかのようなつくり。
でも、そこは確かにモントルイユ夫人の邸なんです。
各部ごとに皆さん衣装替えはされますが、それは年月を経ているから。
その部の間は、同じ日なので衣装が変わることはありません。

しかし、今回はドレスがゴージャスで観ているだけでも目の保養になりました。
あの衣装は女優さんよりも男優さんの方が着こなせるかもしれないなぁとは思いましたが
女優さんでも歩きにくいと思うのに、スカートやヒールになれて居ない男優さん
特に女形では無い方は大変だったのではないでしょうか。

天宮さん演じるサン・フォン侯爵夫人は、最後は娼婦に身をやつすと言う事もあってか
ドレスもどこか娼婦を連想させるようなデザインだったり色遣いだったり。

石井さん演じるシミアーヌ男爵夫人は、サドの幼馴染で最後は尼僧に。
男爵夫人として登場する時は、わりと可愛らしい感じのドレスになっていました。

ルネ、アンヌ、モントルイユ夫人は、幕が変わるごとに年齢を重ねるように
ドレスの色やデザインも状況に応じて変化をしていました。

女性が5人しか出てこず、サド本人は話題以外では一切出てこないんだけど
なぜかサドが居るような錯覚に陥るのは『レベッカ』と同じ感じでした。
そして、5人の女性が繰り広げる駆け引き・・・怖すぎだって。

しかし、篠井さんも加納座長も女形としてはトップクラス。
あれだけのドレスをまとっていても衣装だけが際立つのではなく
ちゃんと篠井ルネと加納モントルイユ夫人がそこに居るのは凄い。
あの親子対決、元は男同士だって事を忘れてしまう程の美しさと迫力でした。
たぶん、花組で揃って活躍されていた頃・・・こんな感じだったんだろうなぁとしみじみ。
でも、フランスが舞台だけど篠井さんも座長も微妙に和風なのね(笑)。

演出のスズカツさんは「今回の『サド侯爵夫人』は事件である!」と言ったし
花組のブログでは「発表からセンセーションを巻き起こした作品」と書かれ
いろんな意味で今回の『サド侯爵夫人』は話題を振りまいてくれたと思います。
ちょっと空席が目立ったのは残念ですが、個人的には良い3時間でした。

081018_2201~0001-0001.jpgちなみに篠井英介さん×鈴木勝秀さんによるシリーズは
2009年秋の『サロメ』で完結らしいです。
←今日、劇場で頂いたチラシがこちら


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コメント 2

伸松

はじめまして。

サド侯爵婦人ご覧になった方のサイトにやっとたどり着きました。
18日夜の部を拝見してきました。空席目立ってました。3階1列目でしたので、前のめりになってみてました。疲れた!背中。

見れば、花組芝居の常連さんのようですね。
私は、まだ、この間からです。
でも名前だけはずっと知っていましたし、興味も持っていました。
加納座長のすごさを改めて知りましたよ。

他の舞台を演出して、出演して、いろいろな方とつながりあるみたいで、
そこへきて、あの長い台詞を覚えるなんて。だけど気さくに掲示板に答えてくれたり、日誌書いたりしてますね。
確かに和風な感じは否めないですね。
そんな作品を特に、もっと見たくなりました。
DVD購入予定です「カブキ座の怪人」。他は何がお勧めでしょうか?

ところで、大人になったって・・・。お二人は若い時はどんな感じだったのかしら。その頃の舞台はもう見られないですよね。ビデオでも?


by 伸松 (2008-10-21 19:54) 

瀬木あおい

>伸松さん

コメント有難うございます。

グローブ座の席の作りはどうかと思いますよね。
私の席は下手よりだったので、体も首も疲れました~。
御隣のご夫婦、一幕が終わったら帰ってしまいました。
観にくかったのか、面白くなかったのかは謎ですけど。

「サド侯爵夫人」、18日の夜も空席目立っていたんですね。
昼は二階席は数人しかいませんでしたよ。
地味な作品だから仕方ないかもしれませんけど・・・

花組初体験は「牡丹燈籠」ですか?
一回足を踏み入れると抜けられませんよ~(笑)
座長に限らず、座員の皆様は気さくな方が多いです(^^)。

「泉鏡花の日本橋」のポスターの座長に一目ぼれして
劇場へ行って見事にハマったのが・・・10年前のことです。
篠井さんは今回が初めての生観劇なのでなんとも言えませんが
座長は10年前はチャレンジャーだった感じがしますね。
シアターテレビジョンで放送されたとしても
2000年位の舞台が限度でしょうか。

「かぶき座の怪人」は爆笑ものですよ。
DVD化されているかは別として、個人的にお勧めなのは
「日本橋」「天守物語」「身毒丸」ですかねぇ。

「夜叉ケ池」は行かれますか?
by 瀬木あおい (2008-10-21 22:42) 

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