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『AKURO~悪路~』を観てきました [ミュージカル(その他)]

東京芸術劇場で上演中のミュージカル『AKURO』を観てきました。
TSミュージカル・ファンデーションの作品だけにダンスもたっぷり
ミュージカルだから歌もあるけど、セリフもあり笑いもあり
そして時々ホロリとさせられてしまう作品でした。

TSミュージカルファンデーションと言うとダンスのイメージがあって
今回も白い鹿を綺麗な女性ダンサーのバレエで表現していました。
ポイントごとに出てくるんですけど、これが綺麗なんですよね。

最初に驚いたのがプログラム
ふつうは冊子になってるんですが、今回はA4サイズでばらばらになっていて
紙のファイルケースに納められたような作りになっていました。
好きな役者さんの一枚を壁に飾ったりとかもできるので、良いかもしれません。

開演前、舞台上には一枚の「ねぶた絵」(と言っていいのかなぁ)。
開演してこの絵がなくなると舞台中央には360度回転する八百屋舞台が。
これが上手く出来ていて、舞台にのぼる際に足をかけたり
舞台を手動で回す際に取っ手になるような出っ張りが所々につけられていました。
でも、あの八百屋舞台って見る以上に演じる側は大変なのだそうですね。
斜めになっているので駆け下りると転びそうになるとか。
今回は、この斜めの舞台の上を縦横無尽に駆けまわり、殺陣もあるし
さらにアクロバットのごとく飛んだり跳ねたり宙返りしたりサーカス級。
スピード感もあって初めてミュージカルを観た友人も楽しんでくれたみたいです。

アテルイは、高橋克彦さん原作の本でも読みましたし
新感線の舞台で染五郎さんが演じた時のものをDVDで見ました。
(ほんとは劇場に行こうと思っていたのだけど都合で行けず・・・)

今回の主役はアテルイでも田村麻呂でもなく安倍高麿と言う一人の役人。
この高麿を今回演じているのが坂元健児さんです。
初めて坂元さんの舞台をまともに観たのが(四季の時に気づかず見てる)
今年の「ミス・サイゴン」でのジョン。
意外にカッコ良いじゃんと思ったんですが、今回の高麿はピカイチでした。
なんとも人の良さげな感じの飄々としたキャラクタに仕上がっていました。

紅一点の鈴鹿を演じた神田沙也加さんは、初めて舞台で観たのですが
予想外に良くて、今からコゼットで観てみたいなぁと思っています。
踊りも歌もなかなか良かったけど、ほんとママそっくりでビックリです。

架け橋になるはずだった田村麻呂と鈴鹿の子は行方知れずになってしまいますが
最後に、鈴鹿に死んではならぬと生きるのだと諭す高麿。
江刺と大和の架け橋になる子だと自分の子を鈴鹿に産んで欲しいと願い
実際に生き残った鈴鹿は高麿の死後に彼の子を出産する。
それはアテルイが願った江刺と大和の架け橋となる子供でもあって
この「死んではならぬ、生きろ」と諭すシーンはホロリとしてしまいました。

謎の若者としてアテルイを演じた吉野圭吾さん。
高麿を導きながらも江刺と大和の架け橋になりたいと願っている人です。
表に出すぎず、かといって影が薄い訳でもなく、うま~~くアテルイを
演じていたように思います。
アンサンブルと共に最初に披露する鬼剣舞でも大活躍。
やはり圭吾さんのダンスはキレがあって見とれてしまいますね。

今回は赤毛役の駒田一さんが気になりました。
私の好きなタイプの声なんですよ・・・微妙に鼻にかかったというか
(四季の金森さんや鹿賀さんと同じ感じって言うのかなぁ)

再演と言う事で初演は観ていないのですが
なかなかスピード感があって、曲も良いし、楽しかったです。

【キャスト】(敬称略)
安倍高麿:坂元 健児
謎の若者(アテルイ):吉野 圭吾
アケシ(鈴鹿御前):神田 沙也加
イサシコ(赤毛):駒田 一
坂上田村麻呂(田村丸):今 拓也
オタケ:平澤 智
小者の源太:西村 直人
ヒトカ:友石 竜也
ヤイラ:川本 昭彦
キクリ:福永 吉洋
アラカオ:平野 亙
クスコ:笠原 竜司
鹿の精霊:藤森 真貴
蝦夷・村人・蝦夷の亡霊・大和の兵士:
    高原 紳輔(青蛙)、斎藤 健二、多根 周作(黒斑)、坂元 宏旬
    鈴鹿 貴規、赤木山 伍里蔵、田中 孝史、佐藤 翔
    赤川 千尋、松本 誠、山田 英真

【ミュージシャン】
キーボード:吉田 さとる
ベース:えがわ とぶを
パーカッション:宮崎 仁
ヴァイオリン:高橋 香織

【あらすじ】
大和朝廷が平安京へ遷都して間もない延暦21年(802年)。
朝廷による討伐に抵抗し続け、「悪路王」と恐れられていた
陸奥(みちのく) の蝦夷(えみし) の長・アテルイが、つい
に征夷大将軍・坂上田村麻呂に降伏、斬首される。勝者で
ある朝廷側が「御伽草子」 で語り継いだごとく、そして今も
教科書で教わる歴史のように、これにて”鬼” 退治は一件
落着…果たしてそうなのだろうか?  いや、敗者となり”人
間”としての誇りすら奪われた罪なき蝦夷たちの怒りと哀しみ
の炎が消えさることは、その後も決してなかったのだ…。

 迎えた延暦23年。 平定した蝦夷を監督するため、 都から
若き軍人・安倍高麿(あべのたかまろ)が胆沢城(いさわじょう)
に赴任して来る。 敬愛する田村麻呂から授かった、蝦夷に隠
れ里「鉄の谷」 の探索という極秘任務を遂行すべく勇む高麿
は、どこからともなく現れた”謎の若者”  に導かれ、ついに目
的の地へとたどり着く。 だがそこで待ち受けていたのは、大和
による侵略で無残なまでに虐げられ続けた蝦夷が語る衝撃的
な真実だった。蝦夷の男たちや、 大和に連れ去られた過去を
持つ盲目の女アケシらと交わるうち、 高麿はこれまで自分が
信じて疑わなかった勧善懲悪の歴史と、 真実のそれとには、
恐ろしいほどの隔たりがあることに気づく。 ついには大和と蝦
夷が共に手を取って暮らせる未来のために立ち上がろうとする
彼らに、 希望の光は差し込むのか?
 当たり前の平和をぬくぬくと享受する現代の日本人へ警鐘を
鳴らすべく、太古からの叫びが今、 こだまする!


タグ:AKURO
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コメント 3

ぎぃ

10月の石井さんのライブにゲスト出演された
今さんが「AKURO」の告知されていましたー。
良い作品が観れてよかったね♪
by ぎぃ (2008-12-07 01:27) 

瀬木あおい

>ぎぃさん

niceとコメントありがとう

なかなかスピードもあって楽しめましたよ。
今さん、カーテンコールの時は
お茶目キャラでしたよ。
by 瀬木あおい (2008-12-07 11:50) 

らみあす

こんばんは
今回の観劇は良かったみたいですね(^^)
by らみあす (2008-12-07 18:49) 

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