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【録画】劇団四季『ひかりごけ』 [演劇]

先日、NHK教育の『芸術劇劇場』で放送されたものです。
なかなか観る時間が無く今日まで放置されてました。

この作品は第二次世界大戦中の実話を元にした、
劇団四季のストレートプレイ作品です。
舞台は白一色でセットらしいものはほとんど無く
難破した船にも裁判所の法廷にもなります。
出演者はわずか4人だけ、役者の演技力がポイントになる作品です。


~ネタバレします~

実際には1人生き残った船長が、仲間を食べたと言う罪で
裁判にかけられた際の回想と言う形で描かれています。
舞台は船内の一室から始まります。

「最初に死んで、皆に食べられたくない」と
死ぬのを嫌がっていた五助が亡くなる。
船長と西川は五助を食べ、八蔵は「仲間を食べるのはイヤだ」と拒み亡くなる。
八蔵を食べ生き延びた二人だったが、「次は俺だ」と
西川は怯え始め徐々に眠れなくなる。
弱っていく仲間と生き延びようとする仲間。
お互いの心理合戦の物語です。

舞台は最後に生き残った船長が仲間を食べたと言う罪で
法廷で裁かれているシーンへと変わります。
裁判官や検事などは声だけの出演ですから、
舞台の上は日下さんの一人芝居状態。
しかし…二幕はベテランのセリフ合戦で贅沢ですね。

実際の話は、難破した船に乗っていたのは6名。
岸へと泳ぎ着いたのは船長と西川の二人で
あとは波に呑まれてしまい行方知れずに。
後日、二人だけは遺体が流れ着いたようです。

海辺の番屋で暖をとりながら暮らしていたものの
1ヶ月半ほど経った頃、西川が亡くなったそうで
空腹に耐えかねた船長は西川の遺体を食べて生き延びたそう。
その後、近くの番屋に助けを求め救出されますが
二人が暖をとっていた番屋の持ち主が西川の遺体を見つけ
船長は仲間を食べた罪で犯罪者に。

実際に原作の武田泰淳氏は船長に会っては居ないようですが
この事件を題材に原作を書かれたとの事です。
実際に仲間の死を目の当たりにし、1人残った船長は
どういう気持ちで仲間の遺体を口にしたのでしょう。
戦争を知らない私にとっては、理解しにくい状況です。

【キャスト】(敬称略)
船長:日下武史
西川:中村匠
八蔵:神保幸由
五助:高橋征郎

二幕(声のみ)
裁判長:松宮五郎
検事:広瀬明雄
弁護士:立岡晃

演出:浅利慶太
作:武田泰淳

2009年4月 自由劇場にて収録
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瀬木あおい

>外食さん

niceありがとうございます
by 瀬木あおい (2010-01-24 14:16) 

まるこ

う~。。。
昔観た加藤健一事務所の一人芝居「審判」を
思い出します~><


by まるこ (2010-01-25 11:52) 

瀬木あおい

>まるこさん

niceありがとう

後半は完璧に日下さんの1人芝居でした。
なんだか凄く贅沢な感じでした。
加藤健一さんの『審判』は迫力ありそうだね。

by 瀬木あおい (2010-01-29 23:02) 

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